日が暮れて誰もが家路に着き「ただいま!」との声が聞こえてこない今はであるが、このような環境変化は
五感で捉えるであろう近隣の住民である野鳥やハクビシン、タヌキなどはどのように感じているのであろうか?
普段は考えもつかないことであるが実際に遭遇した話なのだ。
夜も静まる住宅地では人の声も静まるほどの静けさであるが、どこからともなくしゃべり声がした。
どこであろうかと探りながらあちらこちらと見まわすと本当にすぐ近くで野鳥がおしゃべりしているのである。
野鳥は木の枝や建物の一部を寝床にして寝ていることが多い。この鳥は木の枝である。
夜であるがゆえに姿が全くわからない。
がしかし声のトーンからすると、おそらく小さな鳥とは思えないダイナミックな鳴き声であることは確かである。
鳥にも悩みが尽きず眠れないこともあるのだろうか?
その夜は永遠と夜中まで鳴き続けている。
まるでアマゾンの密林にいるかのような夜のリアルな動物の鳴き声である。いえいえ鳥というより動物の鳴き声だ。
鳥らしい鳴き方ではない。
だが、このようなリアルな鳴き声には他の動物にも聞こえているはずである。
生存競争のある動物であるが、捕食動物に見つからないようにするには毎日夜長に鳴き続けるには危険である。
実は鳥にも危険を知らせる鳴き方があるのだ。
例えば猫を庭に離すと、野鳥などが地表いれば当然ではあるが狙いを定める飼い猫である。
野鳥も危険を察知すれチ「チカ・ディーディー!」
と低い鳴き声で危険を仲間に伝える。
鳥たちの言葉には色々な場面で仲間とのコミュニケーションをはかっている。
新型コロナウィルスによりステイホームになり都市部にも人の密が避けられる中でどのように変化しているのか?
都市の騒音公害によって鳥たちの生態も失われていたものがパンデミック(都市封鎖)によって
回復されているという。ナショナルジオ調べ』